社会改善活動 「ボイス・フォー・ヒューマニティー」
真の助け • 真の成果
サイエントロジー教会とその教会員は、このようならせん状悪循環を根底から解決する必要があることを強く認識しています。そのため、教会の宗教活動とは別個の社会貢献事業として、薬物乱用を効果的に防止する、寛容さを教える、人権の意識を高める、社会全体の道徳性を引き上げるといった目的を掲げた教育プログラムを後援しています。
その目標は大胆かつ野心的です。すなわち、深刻な社会問題を世界規模で解決し、忍び寄る文化の退廃に歯止めをかけるとともに、広く共有される普遍的な価値観を広めることによって社会全体を引き上げることです。 これらのプログラムは何十年にもわたる活動経験に基づいて構成されています。個人、地域社会、ひいては国全体に建設的な変化をもたらすように活用できます。 草の根レベルであれ行政レベルの実施であれ、これらのプログラムは各方面で顕著に状況を改善してきた実績を持ちます。そのため、これらのプログラムに対する要望は近年とみに高まっています。
これらのプログラムはいずれも、教育こそが変革の基礎であるという発想に基づいています。 人は本当の意味で知識を得ることで、初めて自己を変革することを決断し、薬物とは無縁の生活を送り、倫理を守り、他者を尊重し、家族や隣人と協調しながら生きていくことを選び、またそれを一生続けることができるようになる、というのが私たちの認識です。
サイエントロジー宗教の創設者であるL. ロン ハバードは「人は他の人に奉仕できる分だけ価値がある」と述べています。この言葉に触発されたサイエントロジーの教会員たちは、自分自身や家族だけでなく、広く地域社会全体に対する責任も引き受けています。 教会員たちは、これらのプログラムが広範囲に利用されるようにするためのさまざまな支援を全面的に行っています。 この出版物は、実際にこれらのプログラムを活用して成果を得ているさまざまな個人や機関の方々の声を通じて、上記のような社会問題に関心をお持ちの方々に、それぞれのプログラムの有効性の一端を知っていただくことを目的に制作されました。
私たちは、現在の社会の状態を改善したいという人であればどなたでもこれらの活動に参加していただきたいと強く願っています。また、既に同じ目的でこうした活動に取り組んでいる個人や団体との協力の輪を広げていくことも常に望んでいます。それがひいては社会改善の大きな波を世界中に広げ、やがてあらゆる文化に新しい夜明けが訪れると私たちは信じています。
薬物のない世界をつくる
この問題に取り組むために、サイエントロジー教会とその教会員は、民間では世界最大級の薬物防止教育活動「真実を知ってください:薬物」プログラムを後援しています。 このプログラムを実施するのは非営利の公益法人「薬物のない世界のための財団」です。薬物とは無縁の健全なライフスタイルを普及するために、有益なデータを満載した多彩な教育資料を、多数のボランティアを通じて世界各地の学校や地域グループ、政府機関に提供しています。 「真実を知ってください:薬物」プログラムは数十年にわたる活動経験に基づいて構成されており、直接の対話や教育、またマスメディアでの情報発信を通じて、薬物乱用の現実を効果的に伝えます。
人権を地球規模で実現する
私たちは、人権侵害についての心の痛むメディア報道を絶えず耳にする世界にいます。そこでのニュースといえば破壊的な毒ガス攻撃、人身売買、貧困、計画的飢餓といったものです。このような世界で、自分の権利が何なのかを理解している人はごく少数であり、それをどのように行使するかを知っている人の数はさらに少ないでしょう。
すべての人々の自由という理想を長年にわたって支持・推進してきたサイエントロジー教会とその教会員は、世界最大規模の人権教育・啓蒙運動であるユナイテッド・フォー・ヒューマンライツと、その青少年向けプログラムであるユース・フォー・ヒューマンライツ インターナショナルを後援することを通じて、こうした現状を改善しようと取り組んでいます。
メンタルヘルスに改革をもたらす
市民の人権擁護の会(Citizens Commission on Human Rights、CCHR)は、1969年にサイエントロジー教会によって設立された非営利の慈善団体であり、メンタルヘルスの監視機関です。その目的は、精神医療における不正行為や人権侵害を根絶し、患者の権利が保障されるようにすることです。 CCHRはこれまでに160以上の法律の制定に尽力してきました。それらを通じ、虐待的な、あるいは強制的な精神医療から市民を保護すること、精神科の治療に対するインフォームド・コンセントの義務付け、児童や高齢者に対する強制的な投薬治療ならびに電気ショック療法の禁止、精神医療従事者による患者への性的虐待に対する重い処罰といった法規制を実現させてきました。
正直さ、信頼、自尊心に基づく世界を築く
驚くべきことに、世界の3分の2の国々で政府に深刻な汚職がはびこっています。 各分野の新世代リーダーと呼ばれる世代のおよそ4分の1が、競争に勝つためには非倫理的な行為を取ることもやむをえないと考えています。
こうした社会の全般的なモラルの低下を逆転させ、基本的な道徳性と価値観を回復させるために、L. ロン ハバードは「しあわせへの道:よりよい人生を送るための良識への手引き」という本を執筆しました。 この本に含まれる21の教訓は、特定の思想や信条によらない普遍的な良識にのみ基づいており、優しさや正直さ、基本的な生活の知恵を促進させるために、人種、文化、信条に関係なく誰もが役立てることができます。
何か 打つ手がある
自分の町でも地球の裏側でも「何か 打つ手がある」をモットーとして奉仕するのが、サイエントロジー・ボランティア・ミニスターです。 ボランティア・ミニスターのプログラムは、L. ロン ハバードによって1970年代半ばに創設され、国際サイエントロジー教会が後援する社会奉仕活動です。現在、民間では世界最大規模の救援チームとして大きな存在感を示しています。